お客様に衝動買いを楽しんでいただくために取り入れたい、「こんまり流ときめき整理収納法」の考え方

顧客体験

皆さんは「衝動買い」という言葉にどのようなイメージをお持ちですか? 衝動買いをした後、「本当に必要なものではなかった」「実用性が全くなかった」などということに気づき、ポジティブなイメージよりも、ネガティブなイメージを持っている人の方が断然多いのではないでしょうか。でも実はショップスタッフの手腕でいくらでもポジティブなイメージにできるものだと思います。


今大人気の「ときめき整理収納法」とは?

ここ数年、モノに溢れた現代を投影するように、片付け術の本が売れています。モノに執着せず、不要なモノを絶って捨てるという考え方の「断捨離」という言葉が浸透してからは、衝動買いをした後「断捨離とは正反対のことをして自己嫌悪……」と後悔する人も多い様子。

でも最近、これまでの片付け術とは全く違うメソッドが世界中で大人気になりました。それが、TIME誌の「世界で最も影響力のある100人」にも選ばれた片付けコンサルタントの近藤麻理恵さん(以下こんまりさん)が提案する「ときめき整理収納法」。「触った瞬間にときめきを感じるか」を基準に断捨離しようというものですが、これを“衝動買い”にも応用できたら、よりポジティブな体験としてお客様の心に残るはずです。

例えばこんまりさんは、片付けをする際に、理想の暮らしを妄想してみることや、なぜその暮らしをしたいのかを考えることを推奨しています。そうすることで、本当に必要なものが見えてくるからです。彼女の提案する片付けとは、心ときめくものを選ぶという作業。最初から心ときめくものを選ぶことができたら、私たちは捨てる選択をすることなく、大好きなものに囲まれる理想的な暮らしができるのではないでしょうか。


衝動買いで“ときめき”をつくるショップスタッフになる!

買い物の本当の楽しさというのは、「何かいいものが見つかればいいな」という気持ちで来店されたお客様が、期待以上のときめきをくれるモノ・コトと出会った時、そう、衝動買いをする時に生まれるものだと思います。

だから、例えばアクセサリーショップを訪れたお客様に「今日は靴を探しているので特にアクセサリーは探していません」と言われたとしても、買い物の目的だけを満たすのではなく、ときめきを覚え、心の底にある欲求を満たすための提案をしてみてはいかがでしょうか。

これは、お客様一人ひとりの話に耳を傾け、興味を持ち、好みや買い物の目的を知り、販売員としての知識を活かし、お客様に「衝動買い=失敗」と思わせない販売を行うことではじめて可能となります。もちろん一朝一夕に習得できるものではありませんが、試行錯誤しながら成功体験を積むことで自然とできるようになっていくはずです。臨機応変にお客様のニーズにお応えできるよう、普段からアンテナを高く張り話題の引き出しを多く持ったり、成功事例や失敗事例を皆で共有したり、個人でもショップ全体でもできることはあるのではないでしょうか。

目的を満たす買い物は満足度を上げるもの、欲求を満たす買い物は満足度にプラスしてロイヤリティを上げるものです。ロイヤリティが高まれば、リピート購入やポジティブな口コミが期待できます。お客様が言葉にしない心を読み、心ときめく衝動買いのお手伝いができるように、スキルアップに励みましょう!

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