従業員エンゲージメントに真剣に向き合う企業が提供する「優れた従業員体験」とは!?

エンゲージメント

アメリカ中西部地方にあるオハイオ州。日本人の私達にはあまりなじみのない土地かもしれませんが、世界初の飛行機を発明したライト兄弟、発明家のトーマス・エジソン、人類で初めて月への第一歩を記したアポロ11号船長のニール・アームストロングなどの出身地で、ロック好きにはたまらない「ロックの殿堂」がある場所でもあります。

さてそんなオハイオ州で注目したいのが、従業員エンゲージメントを高めるべく様々な取り組みを行う保険会社のWestfield Insurance。下記従業員エンゲージメントフローの開始点に「優れた従業員体験の提供」がありますが、Westfield Insuranceが提供する従業員体験は、優れているのはもちろん、とてもユニーク。その姿勢や取り組みに、“従業員満足度”を上げることの大切さを改めて実感しました。

従業員エンゲージメントフロー

 

優れた従業員体験とそれがもたらす効果とは?

Westfield Insuranceでは“Total Rewards program”と呼ばれる福利厚生を提供していて、これは単なる“おまけ”ではなく、ワークライフバランス、業務のパフォーマンスとその評価、教育とキャリア開発を包括的に考えて実施されているのだとか。その福利厚生は、社内フィットネスセンター、会社所有のゴルフ場、洗車・ドライクリーニングサービスなど多岐にわたります。まるでホテルのサービスのようでユニークですが、社内フィットネスセンターは心身のリフレッシュ、ゴルフ場はワークライフバランス実現、洗車・ドライクリーニングサービスは時間の有効活用などにつながり、福利厚生の「福利」が持つ「幸福と利益」、「厚生」が持つ「生活を豊かにすること」の真の実現を可能とします。

Westfield Insuranceの“Total Rewards program”には、社員教育、リーダーシップ育成、定期的な労働慣行の見直しなども含まれています。特にリーダーシップ育成に関しては多くの賞を受賞するほどの優良プログラムで、優秀なリーダーの存在が、社員が互いに励まし合い、仲間を思いやり、連帯感を醸成することを可能とします。また、人種や性別、国籍、年齢などを問わずに人材を活用し、多様性(ダイバーシティ)を活かす組織づくりも“Total Rewards program”の一つであり、自分らしさやその存在価値が認められていると自覚することで、組織への帰属意識が高まり、同時に様々な背景を持つ人々との信頼関係構築につながります。

 

優れた従業員体験は必ず従業員エンゲージメント強化につながる!

2年毎にコンサルティング企業に依頼をし、約2300人の従業員を対象に従業員エンゲージメント調査を行っているというWestfield Insurance。そのスコアはとても高く、従業員エンゲージメントの高さが反映されているのが、年間4%という自主離職率。2013年のアメリカでの解雇などを含む全体の離職率は15.1%、自主離職率は10.4%となっていることから、離職率が平均よりも大幅に低いことが分かります。これは従業員エンゲージメントの高さが離職率低下につながっているという良い例です。

それもこれも、従業員のことを考えて作られた“Total Rewards program”があってのこと。Westfield Insuranceでは、企業の成長のためには、従業員が会社とのつながりを感じ、自分の働きが評価されていることを知ることが重要だと考えているそう。こういったビジョンが、「3年くらい働いて様子を見よう」と思われる会社ではなく、「腰を据えてキャリアを築きたい」と思われるような企業作りに反映され、社員の共感を得ています。

Westfield Insuranceを参考に、従業員に愛情と絆を感じて働いてもらうために会社ができること、改めて考えたいですね。

引用元①:http://www.cleveland.com/top-workplaces/index.ssf/2014/06/employers_turn_to_various_prog.html
引用元②:http://westfield.interactiveinvestorreports.com/human-resources