企業の成功の鍵となる「幸せな従業員」をつくるために試したい3つのこと

エンゲージメント

「幸福学」の権威としてそのメソッドをGoogleやコカコーラに伝授してきたショーン・エーカー氏は、自身の研究から「成功したから幸せになるのではなく、幸せだから成功する」という結果を導きました。

彼の研究によると、ポジティブな状態にある脳は、ネガティブな状態の時よりも生産性が37%、販売成績が37%上がるということが分かっています。医師の診断にも影響があるようで、ネガティブやニュートラルの状態よりも、ポジティブな状態にある医師の方が診断結果が19%も正確になるのだとか!これが何故かと言うと、「幸せだ」と感じながら行動すると、やる気や学習能力といった作用を司る脳内の神経伝達物質、「ドーパミン」が分泌されて、脳はより効率的に働き、「幸せだから成功する」ことになります。従業員が幸せな会社もきっと、成功する確率が高くなるということでしょう。

最近ではそんな従業員幸福度の効果と重要性に気づいている企業も増えてきているようですが、何を幸せと感じるかは人それぞれ。そこでオススメなのが次に紹介する3つのこと。「幸せな従業員」づくりのために、ぜひ試してみませんか?


1. 「NPS®:顧客推奨意向」を従業員に活用する

サウスウエスト航空、ザッポス、アップルストアなどの米国の成長企業が利用していることで大きな注目を浴び、現在、世界の5000社以上が導入している顧客のロイヤリティを把握するための指標に、Net Promoter® Score(ネットプロモータースコア=NPS®:顧客推奨意向)があります。これは自社(あるいは製品/ブランド)についての友人・知人への推奨意向を10点満点で聞き、0〜10のスコアで「推奨者」「中立者」「批判者」の三つに分け、推奨者が批判者よりも多ければNPSの数値はプラスに、批判者が推奨者を上回ると数値がマイナスになるという非常にシンプルで分かりやすい指標です。

このように、NPSは本来顧客ロイヤリティを測るために開発されたものですが、最近では従業員ロイヤリティを測るために活用している企業も増えています。オススメなのは、年に1〜2度定点観測を行い、より従業員の幸福度と推奨度が増幅するようなNPSの活用です。NPSについて知りたい方は、まず下記無料ebookをぜひご覧ください。

  

2. 人材採用時、より会社にマッチした人を選定できる仕組みを考える

人事採用に関わったことのある人なら、面接と履歴書だけでその人の人格や入社後の仕事への貢献度などを予想するのは到底難しいことを経験しているはず。そこでこれはあくまで一例ですが、候補者に招待状を送り、会社の「一般公開日」と称したパーティー/イベントなどを開催してみてはいかがでしょうか。形式ばった面接ではなく、肩肘張らないカジュアルな環境に身を置いた社員と候補者の自然体のコミュニケーションを通して、どれだけ社風にマッチしそうか、お互いの幸福度に貢献しそうかが見えてくるはずです。

幸せな従業員の育成は、採用時から始まっています。お互いが満足・納得して一緒に働けるような採用の仕組みを考えてみましょう。


3. 従業員を大切なお客様のように扱う

お客様からクレームが入った時、迅速に対応し、売上やブランドイメージにどのような影響が及ぶかを考慮し、お客様離れを防ぐために問題解決に努めるのが一般的だと思います。こういったことを、不満を持ったお客様だけでなく従業員に対しても行っている会社が、明るく健全な社風/企業体質を作ります。

例えば週に一度、短時間でもいいから上司と部下が一対一で話す時間を作りましょう。もし問題が浮上したら、その場で掘り下げて聞き、解決へ導こうとする姿勢を見せましょう。大事なのは一人ひとりの問題を真摯に捉えること。自分のために一生懸命になってくれる上司を見て、きっと「この会社で働いてよかった」「解決できるよう一緒にがんばろう」など、幸福感やモチベーションアップにもつながります。

「従業員の幸福度」という考え方はイマイチ抽象的で、事業目標としては優先順位も低くなってしまうかもしれません。でも「従業員を大切なお客様のように扱う」という考え方に切り替えてみてはいかがでしょうか。「お客様の幸せに貢献したい」という気持ちを従業員に対しても表現することで社内にファンが増え、ロイヤリティが高まり、結果、会社の幸せ(成長)につながるはずです。

引用:http://www.fastcompany.com/3032557/treat-your-employees-like-your-best-customers