五月病を防ぎ、心身共に健康的に働くために取り入れたい”グリーン・エクササイズ“

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新年度が始まり数週間が経ちました。ゴールデンウィークもすぐそこですね。ゴールデンウィークは楽しみですが、気を付けたいのが連休明けの五月病。特に異動、就職、転勤などで大きな変化があった方は、すでにここ数週間で環境の変化に対応しようと心身共に緊張状態になり、ストレスを感じているかもしれません。また、自分の経験やスキルをうまく活かせていないと感じたり、希望していた部署や会社に入った達成感によるバーンアウト(燃え尽き症候群)を感じている方もいるかもしれません。こういった状態は五月病を引き起こす原因になります。

ではそんな五月病を防ぐために私たちができることに、何があるのでしょうか。


たった5分で心身の健康に効果があるグリーン・エクササイズ

ストレス解消に運動がいい、というのはよく耳にしますが、ジム通いやランニングをするのはハードルが高くて……なんて方もきっといますよね。でもそんな方でも日常気軽に取り入れられるのが、”グリーン・エクササイズ“です。直訳すると「緑の運動」ですが、これは屋外でのエクササイズのこと。

イギリスで行われた研究によると、グリーン・エクササイズをたった5分間行うだけで、気分が明るくなる、自信が持てる、笑顔が多くなる、など、短期・長期の心の健康においてポジティブな効果があるという結果に。最低でも5分間行えばよいので、駅まで歩くだけでも立派なグリーン・エクササイズになります。他にもランチの時間に外に出る、自転車で通勤する、近所を散歩する、といったちょっとしたことを積み重ねれば、より効果が期待できそうですよね。

また、屋外での運動は、ジムなどの屋内での運動に比べて、心の健康面で考えるとその効果が2倍だという研究結果もあります。特に気持ちのよいこの季節は、外を散歩するだけでも、季節の移ろいを目で楽しめたり、風や空気を肌で感じることができたりして、ストレスが溶けていくような感覚を覚えませんか? 私もジムで山登りマシンに乗ることがありますが、やはり木々に囲まれてマイナスイオンをたくさん浴びながら歩く山のハイキングの方がずっと気持ちが良いと感じます。


グリーン・エクササイズのもう一つの鍵が緑色

グリーン・エクササイズは屋外でのエクササイズを意味しますが、もう一つ重要なのがその名前にもある緑色。

グリーン・エクササイズを提唱した研究者によって、このような実験が行われました。サイクリングマシンに乗った男性14人に、緑、白黒、赤の3色でフィルターがかけられた自然の風景のビデオを3種類見ながら5分ほどエクササイズしてもらいました。エクササイズ中、色によってどのような気分になるかを質問したところ、緑色の自然の風景を見ている時の方が、白黒や赤のフィルターがかけられたものよりも疲れを感じにくく、気分も清々しくなるものの、赤に関しては怒りのような感情を感じるという結果に。

エネルギーに溢れていて力強く、刺激的なイメージがあるのが赤色。逆に、目が疲れている時に遠くの山の緑を見ると目が休まったり、深い緑に包まれながら森林浴をすると心が静まり安らかになるように、癒しのイメージがあるのが緑色です。ではなぜ緑には癒しのイメージがあるのでしょうか。それには意外な説がありました。

原始時代、狩りや漁で生活を営んでいた人々にとって、豊かな緑(木々や草花)というのは、近くに水と豊富な食料があることの証でした。また、木々は雨風などから身を守り、緑の茂みは危険な動物から身を守り、保温や休息を与えてくれるものでした。結果、人類の進化を経て、私達の脳に緑が”癒しと豊かさの象徴”として組み込まれたのでは、と考えられています。

風に揺れる新緑が爽やかな気持ちにさせてくれるこれからの季節、ぜひグリーン・エクササイズを日々の生活に積極的に取り入れて、緑の持つ力に感謝しながら、五月病知らずで、心身健やかにイキイキと働きたいですね!