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    2015.04.07 従業員エンゲージメント
    マーク・ザッカーバーグがFacebook本社に「フィルズコーヒー」を誘致した理由は従業員エンゲージメントにあり?!

    仕事の前のエネルギーチャージに、ランチ後の目覚ましに、午後の一息に……と、1日の節目節目でコーヒーが飲みたくなる、という方も多いのではないでしょうか。日本も最近ではコンビニで安くておいしいコーヒーを楽しめるようになり、さらに味・品質への追求をより進化させた「サードウェーブコーヒー」という流れの代表格とも言われる、サンフランシスコ発祥のブルーボトルコーヒーが東京・清澄白河に出店したり、その影響で喫茶店文化が見直されてきたりと、コーヒー文化は今まで以上の発展を遂げています。日本人のコーヒー消費量も2013年には約45万トン(缶コーヒー除く)となり、緑茶消費量の約5倍に。その他紅茶や炭酸飲料などの嗜好飲料と比べても、その量はダントツ1位です。

    周りを見渡すと、コーヒーショップが多いことに気づきませんか?  ホテル、空港、駅、オフィスビル、コンビニなど、多くの人が出入りする場所はもちろん、最近ではアパレルショップやイベントスペースの一角などにもコーヒースタンドが設けられるようになり、私たちはどこにいてもコーヒーを楽しめるようになりました。コーヒーを飲んでいる人ほど幸福度が高いなんて研究結果もあるほどですが、そこに目をつけたのが、シリコンバレーのテック系企業だったのです。

    Facebookが本社に誘致した「フィルズコーヒー」はどんなお店?

    Apple、Google、Yahoo、Facebookなどをはじめとした多くのテック系企業が集まるシリコンバレー。ここにオフィスを構える企業は大小関わらず、こぞって快適なオフィス作りや福利厚生にこだわっています。特に多くの企業が力を入れているのが飲食関係。食事やスナックを無料で提供するところも多く、それが従業員の幸福度と生産性を高めることに一役買っているようです。

    例に漏れずFacebookも無料で利用できる豊富なメニューで人気のカフェテリアを用意しています。さらに会社の補助が受けられる場所として、寿司屋やコーヒーショップまでオフィス内に作ってしまったのだからさすがです。

    Facebook本社のコーヒーショップは、今サンフランシスコエリアのベイエリアを中心に22店舗を展開している、マーク・ザッカーバーグ本人のお気に入りだという「フィルズコーヒー」。彼の意向で誘致されたこのお店はユニークなカスタマー・エクスペリエンスで有名で、コーヒーショップなのにエスプレッソマシーンがなく、注文を受けてから一杯ずつ作るドリップ式。客の好みを聞いて砂糖やミルクなどの量も調整し、「一口飲んでこれでパーフェクトかどうか教えて」とまずコーヒーを試飲させてくれるのだそう。フィルズコーヒーは待ち時間も長く、決して安いコーヒーではありませんが、スタッフがとてもフレンドリーなこと、個人の好みにあったカスタムコーヒーを作ることで人気のサードウェーブコーヒーのお店なのです。

    フィルズコーヒーが職場にもたらす好影響とは?

    仕事中、疲れた心と体を一旦休ませてリセットしたいと考える人たちが欲するものがコーヒー。Facebookの社員はそう感じたら、フィルズコーヒーへ足を運び、ほっとひと息入れることができるのではないでしょうか。待ち時間の長さを利用して、お店に来ている他の社員との気軽なコミュニケーションを楽しむことだってできるはずです。他部署の人と顔見知りになるいいチャンスでもあり、それが社内の風通しを良くすることも期待できます。日本では「飲みニケーション」なんて言葉が一時期流行りましたが、これもまさに一種の「飲みニケーション」。贅沢な一杯のおいしさをシェアしながら、新しいアイディアやイノベーションが生まれているかもしれません。

    忙しい中でも、たった一杯のコーヒーが仕事のパフォーマンスが上げ、社員同士のコミュニケーションを深める、そんなことをマーク・ザッカーバーグが考えてフィルズコーヒーを誘致したのかは私に知る由はありませんが、シリコンバレーでは起業家や投資家の打ち合わせ場所にコーヒーショップが選ばれたり、店でパソコンを広げて仕事をする人も多く、コーヒーが彼らのライフスタイルの重要な一部であることは確か。

    優れた従業員体験を提供することが従業員エンゲージメント強化につながりますが、Facebookはコーヒーのように従業員のライフスタイルに深く根付き、そこから新たな価値観や行動を生み出すモノ・コトを提供しているからこそ、結果顧客数の増大、顧客離反率の低下、売上・利益の拡大、持続的成長などを実現しているのではないでしょうか。

    参考:
    http://coffee.ajca.or.jp/wp-content/uploads/2011/08/data05_2014-11.pdfhttps://www.aan.com/PressRoom/home/GetDigitalAsset/10430

    SHAR

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